片付けや掃除が完了し、すっかりきれいな部屋を取り戻すことができたら、あとはそれをキープするのみ。どうやったら汚部屋へ逆戻りせずに済むのか、そのコツを紹介しましょう。
わたしの場合は自力で片付けることを断念、片付け業者に依頼して、根こそぎ片付けと掃除を行ないました。
汚部屋と化していた住まいは、入居した当時の状態に戻り、心身共に重たい荷物を下ろしたような気分で清々しい気持ちになりました。
大切なことは、このきれいな部屋の状態を自分の頭にインプットし、忘れないこと。多少物が散らかってしまっても、この状態に戻せばいいんだ、という指針になるからです。
美しい部屋のイメージを持ち続けることは、部屋をきれいなままキープするための基本です。
わたしは部屋を片付ける際に、日用品や衣類を上手く収納できず、結局片付け業者の力を借りることになりました。
最初は、プライベートを洗いざらいぶちまける分別作業を、他人に手伝ってもらうことに抵抗を感じましたが、作業員はその道のプロ。しかも、お願いすれば女性スタッフを派遣してくれます。
また、片付けを手伝ってくれるだけではなく、収納方法についても的確なアドバイスをくれました。
それによると、きれいな部屋をキープできるかどうかは、収納した(部屋を片付けた)時点で決まるのだとか。
要するに、物を適切な場所へ収納できたかどうかで、部屋が散らかるか散らからないかが決まるわけです。
簡単に言うと、日用品にはその物にふさわしい住所があります。一番使いやすく取り出しやすい収納先(住所)を決め、そこから動かさないこと、使ったらそこへ戻すことが、美部屋キープへの第一歩なのです。
部屋を美しく保つための基本事項はほかにもあります。
例えば、トイレやキッチンは使ったら必ず汚れるものですが、汚れが付いたその時に、その場で落としておくことがポイント。すぐに掃除すれば、こびりつかずに簡単に落とせますから、それほど手間がかかりません。
トイレは使ったらすぐに便座の表や裏をトイレシートで拭っておくだけで、黄ばみをこびりつかせることもなく、きれいなままで保つことができます。ブラシで便器の中をこすっておくとさらによいですね。
ここまでやっても、ほんの1~2分ほどの作業ですから、毎回の習慣にしてしまいましょう。
キッチンも、使うたびにガスレンジの周りをサッと拭いておくだけで、油汚れが格段に少なくなります。
お掃除を特別な作業にせず、日常の中にちょこっと組み込んでしまえば、努力せずとも簡単にきれいなお部屋を保つことができますよ。
汚部屋の住人は、ゴミをゴミ箱まで捨てに行くこと自体が面倒に感じてしまうもの。そのへんにポイっと置いてしまう前に、必ずゴミ箱へ入れる習慣をつけましょう。
そのためには、部屋のどんな場所にいても1歩か2歩で手が届くくらい、あちこちにゴミ箱を置いておくとよいと思います。そうすれば、物を使った後、ゴミなのかゴミじゃないのかをその場で判断して処理する能力も身に付きます。
とにかく、汚れを残さない、ゴミを散らかさない、という2点を守れば、かなりの確率できれいな部屋をキープできますので、ぜひ実践してみてください。
それでも繰り返してしまう方は、プロ業者の定期サービスを利用するのも賢明な方法です。
とことん汚いから片付けが大変なのであって、定期的にきれいにしてもらえば、作業量やゴミの量も増えず、比較的安価な料金でサービスが受けられますから、ぜひ相談してみてください。