ゴミであふれる部屋の片づけは、素人ひとりでは到底できません。しかし、そのままでは健康や精神を害するばかりか、火事や家屋の破損など、深刻な問題が起こることもあるでしょう。
意を決して専門業者へお願いしても、プライベートな空間での作業ですから、信頼できる業者かどうかをしっかりチェックしなければなりませんね。
そこで、安心してお願いできる片付け業者を選ぶための、ポイントをいくつかまとめてみました。これを参考に、汚部屋を脱出する計画を立てましょう。
たいていの片付け業者は、事前の見積もりを基に料金を査定します。現地も見ずに電話だけで査定しようとする業者は、まずNG!出張査定が片付けサービスのスタートです。
その際、作業先をしっかり訪問し、無料で見積もりを行なってくれるかどうかをチェックしましょう。現場が遠方の場合は出張料がかかることもありますが、良心的な業者は無料で見積もりしてくれるところがほとんどです。
さらに、見積もりで査定された料金が予算オーバーの場合、予算に応じた作業に変更してもらえたり、お得なパック料金を提案してくれたりする業者は、より信頼できる業者と考えてよいでしょう。
ゴミ屋敷の片付けは、業者に依頼すれば迅速に終わるメリットはありますが、費用がどの程度かかるのかが大きな問題ですね。
費用は、事前に見積もりをお願いするのが基本です。しかし、ある程度の予想をつけてはいても、当日の作業によって追加料金が加算される場合もあります。
業者によっては、「ゴミの量が多かったので…」とかなんとか言って、当初の見積もりよりも数倍の料金を請求することもあるそうです。
そうならないために、「見積もり以上の料金を請求しません!」としっかり謳っている業者を選ぶこと。見積もりをしっかりと行ない、使用する車両の費用や作業に必要な人件費、ゴミの処理費用や消費税まで、明確に提示して納得するまで説明してくれるかどうかを確認しましょう。
大量のゴミを片付けてみたら、床や畳が傷んでいたり、激しく汚れていたりして、そのままでは住み続けにくい場合や、大家さんに引き渡すことが難しい場合がよくあります。
業者によっては、不用品やゴミの片付けはできても、特殊な清掃や傷んだ床や壁の修繕などはサービス外となっていることも。ハウスクリーニングやリフォームを別の会社にお願いしなければならず、手間も費用もかさみます。
片付けサービスを行なっている業者は、もともと不用品回収がメインの会社や、リフォームを行なっている会社、ハウスクリーニングが得意な会社など、さまざまなカラーがあるので、片付けを依頼する際に、どの程度まで作業をお願いできるのかをチェックしましょう。
片付け後の特殊清掃や家の修繕も同じ会社に依頼すれば、余計な手間がかからずに済みますよね。